森のようちえんってなあに?

森のようちえんは、デンマークの一人のお母さんが自分の子どもとおとなりの子どもを、森の中で保育をしたのが始まりと言われています。

自然の中での幼児教育や保育に共感する人々の間でスカンジナビアからドイツへと広まっていきました。

そして、日本でもたくさんの森のようちえんが活動をしています。

 

森のようちえんには、様々なスタイルがあります。
ドイツの森のようちえんは園舎を持たず、毎日森へ出かけていくスタイルです。

日本では自然環境の中での幼児教育や保育を、森のようちえんと呼びそのスタイルは様々です。
園舎を持つようちえんも、園舎を持たないようちえんもあります。
スタイルはいろいろありますが、共通しているのは自然の環境の中での幼児教育と保育です。
そして多くの森のようちえんは、意図的に大人の考えや考え方を強要せず、子どもが持っている感覚や感性を信じ、そして引き出すようなかかわり方をしています。

 

森のようちえんの教育には、幼児教育・保育の視点と、自然体験活動・野外教育・安全管理の視点の二つが必要になります。

ネイチャーマジックでは10数年の経験と知識、スキルを注ぎながら、あたらしい日本型の森のようちえんのあり方を提唱しています。

 

(参考:森のようちえん全国ネットワークHP)


日本の「森のようちえん」は大きく三種類に分類されます。

  • 日常通園型(毎日、森に通園するもの。各種団体やNPOなどが運営。)
  • 非日常型・イベント型(自然学校などが運営するイベントや定例活動、一般の園の保育時間への一部導入など。)
  • 自主保育型(お母さんたちが中心になって運営するもの。)

 

森のようちえん さんぽみちは、毎日森へ通い森を園舎とする日常通園型の森のようちえんです。

※自然環境の中での子育て・幼児教育・保育の総称として、”ようちえん”の名称を使っています。


森のようちえん さんぽみちって?

~兵庫県西宮市・甲山にて2011年に開園した、園舎を持たない森のようちえんです。~

 

・子どもが生まれもつ、育つ力を大切にしています。

・雨の日も風の日も、毎日森に出かけます。

・異年齢の仲間で群れ遊びます。

・自然を愛し、自ら考え、行動します。

・子どもたちの「こころのねっこ」を育てます。

 

森のようちえん さんぽみちは、園舎を持たない小さなようちえんです。雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、毎日森へ出かけます。森はいつも違った顔で子どもたちを受け入れてくれます。森は多様性に富み、好奇心を刺激し、感受性に働きかけます。ここで子どもたちは主体的に考え動き、森とひとと調和して協調性を育み、遊びを通じて創造性豊かな心を身につけます。幼児期の実体験は、その後の人間形成に大きな影響を及ぼします。この時期に身に着けるべき大切な力は、「ひとと関わる力」です。相手というひと、みんなというひと、私というひと。ひとと関わり、ひとを大切にし、ひとを信じ、どんなときも社会の中で前向きに生き生きと生きていこうとする力の源は、雨風の中でも自分の側を変化させ、そんな環境でも楽しんできたという幼児期の実体験から育まれます。子どもたちがそんな生きる力を自らの動力で伸ばしていくのを、ゆっくり見守り、じっと待つ。森のようちえん さんぽみちは、そんな野外保育をしています。

自然の中で心も体も解き放ち、子ども自らの育つ力を大切にする”森のようちえん”です。